LDLコレステロールと、睡眠学の話-本当に悪玉?!


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悪玉コレステロールとして名高い、LDLコレステロールですが、現在の常識としてはこれは定説が覆されているそうです。

それよりも、成人病リスクに対し、あまりに寛容な気構えでいると、睡眠が阻害されるだけではなく、太りやすい体質を作るともいわれています。

快眠は健康のカナメであると同時に、脳卒中や血液関連の病気のリスクを大幅に下げることを可能にします。

本当の悪玉は誰か?この際見極めておくことが大切です。

悪玉

 

コレステロールとはなにか?

 

ざっくり説明してしまえば、胃や腸の働きは食物を分解し、体に必要な栄養素を取り出せるまで分解する作業を行う工場です。ただしこれだけでは、全身に栄養を行き渡らせるには、まだまだ分子が大きすぎますから、これを必要な成分にまで分解する工程が必要になります。

 

この工程をつかさどる、最終工場が肝臓です。よくいわれるコレステロールやタンパク質などの栄養は、ここで血液を通して全身に行き渡らせます。その中で、肥満とも関係するタンパク質は、エネルギーの源となる栄養素で、これは水溶性と言われます。従って血液と非常に相性が良いものとなっています。しかし、脂質だけは、そのままでは油と水が混ざり合わないように、上手く血液で運ぶことが出来ないのです。

 

このため、肝臓ではタンパク質を使って脂質をコーティングして、血液中に流すことで脂質を全身に行き渡らせます。この脂質が俗に、コレステロールと呼ばれます。このタンパク質でコーティングされた、リポプロテインという物質が、LDLコレステロールと呼ばれ、時に”悪玉コレステロール”などと揶揄されているわけです。脂質が使用され、肝臓にはコーティングされたタンパク質は回収されます。

 

この時、脂質の量が少なくなっていれば通常というわけで、これをHDLコレステロールと呼んでいます。つまり、運ばれる脂質の量の違いで呼び名が違うわけです。

 

◆コレステロールには正義も悪もない

 

このように考えると、上記の説明では単純に脂質だけではなく、タンパク質も非常に重要であり、しかも全身で脂質が使われなければ、LDLコレステロール値が上がって当然とも言えます。それに肝臓機能が低下していれば、これに拍車をかける事になり、結果的に肝臓機能低下と肥満の関係は、非常に密接なんですね。

 

これに運動不足が加わり、使われる脂質が体に残れば、やはり血液中に脂質が滞留することになります。間違えてはいけないのは、コレステロールの役割は単純であり、全身に栄養を行き渡らせるために存在しているだけです。数値が高いというのは、動脈硬化などの血液に関わる疾患を持っている患者には、そうしたデータが有るという事実だけで、LDLコレストロールが増えたから、成人病のリスクが高いとか、脳卒中になる危険があるというわけではないと、今では医学の常識になりつつあるんです。

 

◆大切なのは生活習慣病のリスクを減らすこと

 

LDLコレステロールが減る様にしたところで、全身へ栄養を運ぶためのものですから、それを減らしてはそもそも本末転倒です。問題は、動脈硬化などの脳卒中、心臓病、や脳血管障害の要因となるリスクを減らすことです。

 

世代的には、男性では40歳~50歳がリスクが高く、女性では更年期後や閉経後に動脈硬化が進みやすいと言われています。ただし、誰もがなる可能性が高いわけではなく、長年の生活習慣や動脈が硬化する要因を幼少から作っているからだとも言われ、小児性の習慣病がやがて動脈硬化を引き起こすと言われる場合もあるようです。

 

動脈硬化は、自覚症状がない状態で静かに進行しますし、その期間は何十年にも渡ります。そういう意味では、気がついた頃にはもうリスクは増大しているわけで、この時点でLDLコレステロールを減らす努力をしても、効果は大きく期待で来ないことになります。

 

つまりここから先は、既にある危険をなるべく抑えるように、血管を守るような生活スタイルに戻す以外に方法がないのです。これは、ある意味自覚症状の無い慢性疾患と同じです。

 

快眠が肥満を防ぐ第一歩

 

girl opens the curtains

girl opens the curtains

単に睡眠が多ければ、肥満を防げるわけではありません。肥満と睡眠は密接な関係があり、特に肥満体質の人ほど、快眠が出来ない傾向が強いです。アメリカでは肥満体質の人の平均睡眠時間は、6時間以下なんだそうで、その中で非常に間食が多いことが指摘されています。

 

夜だけではなく、日中活動はそれほどでも無いのに、手元にスナック類、パンやお菓子など、「小腹が減ったから」を理由に、間食を口にする人は多いです。この間食は少量でも、問題は食習慣で毎日食べていることが問題なのです。

 

根本的に、「肥満は遺伝」とか考えるよりも、食習慣の違いを痩せている人と比べると、それがよくわかります。よく寝るけど、よく食べている上に、これにそもそも更年期や、中高年で内臓機能が低下しているなら、それはいくら寝ても、体質は変わらないのです。

 

必要なのは、睡眠の質です。特に肥満傾向の人ほど、深夜に何度もトイレで起きたりしますね。確かに女性では、更年期後にトイレの回数は多くなることがありますが、夜中に5回もトイレで起きるのなら、それは頻尿というより、体質の問題です。実際、肥満指数であるBMI数値が高い人ほど、夜間頻尿が多く、しかも快眠とは程遠い、仮眠の繰り返しで朝を迎えます。

 

メタボ予備軍にはよくあることですが、高血圧、高脂血症、高血糖の人ほど、トイレの回数は多いのです。しかも、この頻尿は一回の量も非常に少ないことでも知られています。それでいて、尿意だけありますから、トイレの時間も余計に長く、その分次の睡眠まで時間がかかっているのです。

 

中高年を迎えたら、食事制限よりも運動を考える事が大切

 

日本の官公庁のホームページからは、コレステロールの明記が削除されたそうです。理由は、肥満因子とコレステロールは直接因果関係が無いからです。

 

特に、中高年に差し掛かって肥満になる傾向の人は、飲酒や間食が20代から根底に根付いていることがあげられます。加えて食事時間以外に、これらを摂取するため、飲酒では酔いが覚めれば起きてしまうのと、間食が多いことで、食事も通常通りでは消化に時間がかかります。

 

しかも、関節や筋肉が落ちてる事を理由に、ちょっとした運動も避ける様になります。運動といっても激しいものは必要なく、毎日の散歩や、休日に遠出をするくらいでも良いのです。つまりは、暇な時間に散歩をするとか、食事前の晩酌の量を制限するとか、非常に簡単な工夫で運動を促進する事は可能です。

Elderly couple walking through the parc hand in hand

Elderly couple walking through the parc hand in hand

 

また、本来持ってる体質として、元々肝機能が弱い人はいるものです。お酒は人によって相性が良いように、同じ食事をしても太る人は、内蔵に差があるといっても良いかもしれませんね。

 

◆LDLコレステロールのせいにしてはいけない

 

実際、多くの血液性疾患の多くは、肝機能の差によるものが多いそうで、食事制限をしてもLDLコレステロールの減少は見られないそうです。肝心なのは、体の自覚症状よりも、あなたの意識の問題でしょう。

 

休日にテレビを見ながら一日中過ごしていませんか?その時、近くにお菓子が置いてありませんか?暇なら、その時間を少しでも自分の体のために、僅かな運動の時間に割いてあげるのが、快眠や肥満を防ぐ方法なのかもしれません。

 

 

 

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