残暑見舞いの由来を知って、良い習慣に!あなたは誰に出しますか?


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最近では、はがきで挨拶というのは、電子メールがとって代わり、どんどんデジタルに切り替わっています。

それでも、何故か必死になって年賀状文化を守ろうと、某民間会社は今でも宣伝にやっきです。

企業の意向はさておき、暑中見舞い残暑見舞いの由来を知ると、そこには仏教に通じる独特な古代の風習が残されているとわかります。

あなたもこの夏、親しい人に非デジタルのご挨拶はいかがでしょうか?

残暑見舞い イメージ

 

悪しき習慣は廃れるべきかも?-お中元と暑中見舞い-

 

最近では、中元といった習慣を捨て去るご家庭が増えているそうです。

身に覚えのある方もいると思いますが、お中元は、送ったら送り返すという風潮があります。

この贈答品の慣習は、実は非常に古いものだそうです。

それは江戸時代にさかのぼり、正月と俗にお盆と言われる、盂蘭盆会(うらぼんえ)から、由来は来ています。

盂蘭盆会とは、僧侶が各個人で修行していたものを、一定期間だけ一箇所に集まり、安居と呼ばれる共同生活で修行する期間が、ようやく終わる最後の日を指し、生前の行いが悪く餓鬼道へ落ちた亡き母の供養の伝説から来たものといわれます。

その際に、お供えをすることから、功徳を得るために、武家などが親戚に送り、やがて近所の家に贈答品を送ったのが、中元の始まりです。

今のように「お返し」を期待するものではなく、また施しでもない、感謝を表すものです。

商業的に儲かるために「感謝の気持ちを贈ろう」というのは、この形だけを真似た形骸化したもので、現代ではもはや文化とは呼べないものですね。

廃れて当然かもしれません。

中身はバレンタイデーと同じで、企業が儲けたいがために考えだした、言ってしまえばタダの商売です。

この習慣が、やがて明治時代の郵便誕生と同時に、挨拶状として代替されたのが、年賀状と暑中見舞いです。

由来が盂蘭盆会である以上、それは親戚や自分に関係ある人に送るというのは、要するに手紙でも充分だったということです。

人の気持ちがビールやハムに代わるわけは無いんですね。

中元が悪いわけではありません。

しかし、それをお金で落差を与えるのが、悪しき慣習というわけです。

価格のある贈り物は、やはり同額で返したいというのが人の人情です。

 

書いたものは永遠に残る

 

ハムやビールは食べたり飲んだりすれば終わりです。

何も残ることはありません。

言葉も同様です。

電子メールも、毎日繰り返し送るのですから、不要なものはどんどん削除するでしょう。

しかし手紙は特別な意味があります。

それは、受け取った人が生き残り、送った人が亡くなった時、大きな意味をなすからです。

人の筆跡は、そのままその人の思い出となります。

暑中見舞い 文字

その文字は、本人しか書けないからです。

これは印刷では無意味ですよね。

暑中見舞いの習慣が定着したのは、大正時代からだそうです。

 

暑中見舞いと残暑見舞いの違いとは?

 

昔の日本は、1年を2つにわけて考えていました。

お正月と盂蘭盆会がまさにそれで、その中で暑中とは、夏の土用を指したり、二十四節気の大暑と処暑の時期を指すと言われます。

毎年7月7日から22日までを、小暑、23日から、立秋までもを大暑と呼び、夏の土用とは立秋前の18日間を指すので、双方とも夏の真っ最中になります。

暑中見舞いは梅雨では季節感がでないため、梅雨明けから立秋までに差し出すのが常識とされています。

それを過ぎれば、8月末までは残暑見舞いとなるわけです。

残暑見舞いは暑中見舞いと同じ役割で、やはりお正月と同じ、日頃の感謝を表すために利用されます。

 

書き方のコツ

 

残暑見舞い アイキャッチ

せっかくハガキで出すわけですから、それをパソコンで出すのはもったいないですね。

絵が苦手なら、日本郵便の暑中見舞いである、「かもめ~る」などが便利です。

文章は形式的なものより、相手への気遣い、今の自分の現況などの報告を簡素にまとめるのがコツです。

「残暑お見舞い申し上げます」は定型文で構いませんが、下手でも自分の字で、自分の言葉で書いたほうが感謝の気持ちは伝わります。

今年は田舎に帰省しない場合でも、残暑見舞いが送られてくれば、もらった相手は悪い気がしませんよね?

どんな高価な商品よりも、言葉は金石です。

小さなお子さんが、お婆ちゃんや、おじいちゃんに残暑見舞いを送ったら、どんなに喜ばれるでしょうか?

きっと宝物になるに違いありません。

それをたった数百円の出費で可能なんですから、見逃す手は無いですよ。

しかもこの習慣は、世界中ではドイツくらいしか行っていないそうです。

ドイツでは、バカンスのでかけ先から贈る習わしです。

しかも、それは自分が楽しかったことだけを伝えるもので、相手を気遣う日本らしい文化とは大きく異なります。

 

庶民の手軽な習慣である、ハガキの交換なら誰でも気軽にできます。

しかも、場合によってかけがえのない思い出に残せる残暑見舞い、今年こそお世話になった人に送ってみてはいかがでしょう?

 

 

 

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