アディポネクチン? どうやら驚異の抗メタボ物質が見つかったようです!


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とある虚偽の研究結果で何かと話題になった、理研こと理化学研究所ですが、今回はどうやら東京大学大学院医学系研究科とのコラボで、アディポネクチンの受容体の構造を解明したという、なかなか「わかりにくい」ニュースが、2015年4月に発表されました。

アディポネクチン 薬 開発

ご存じの方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、「受容体ってなんですか?」と言う前に、わかりやすくこのアディポネクチンとメタボリックシンドロームの関係を解説します。

なかなか革新的な発見で、これをみたら、ポッコリお腹のあなたも希望の光りが見えるかも?!

 

◆メタボリックシンドロームの本質

 

 

「メタボ」とはいいますが、意外に日本語表記を知らない人が多いかもしれません。

正確な日本語ですと、内臓脂肪症候群といいます。

もうお分かりですよね?暴飲暴食は無論のこと、好きなだけ食べて好きなだけ飲んで、イビキかいて深夜に寝るという暮らしをしていると、最後に待ってるポッコリお腹と、握れば応える分厚い内臓脂肪です。

悪い食習慣とは、食べる量とか、脂っこい料理というより、偏食に近い食生活のことです。

外食でも栄養価がキチンとしていれば、そんなに太りませんが、さしたる根拠もないのに「スタミナには、肉だ!」などと思い込んで、来る日も来る日も肉、肉、肉で、とりあえず時々サラダバーなどとやってると、筋肉は落ちて代わりに脂肪がどんどん蓄積されます。

”太る”と当然、体を維持するために、余計に食べますし、体重は増えても筋力は平行してついていくわけでないので、巨体に反比例して、筋力は落ちた状態になります。

筋力が無いから運動をしない、しないけどお腹が空くのでまた食べる、この繰り返しが食の悪習慣です。

 

◆メタボリックシンドロームを放置し続けると?

 

 

アディポネクチン 医者

「沈黙の殺人者」という怖い名前がついた病気があります。

動脈硬化です。

日本人の死因の約3割を血管系の病気が占めています。深刻になるまで、というよりも自覚症状もなく確実に進行し、最後は息の根を止めるからです。

要因のなかに、高血糖、脂質異常症、高尿酸血症があります。

中でも血中コレステロールは最近の研究で、個人が食事で改善することはないと厚労省が、事実上認めたので、残るは中性脂肪が悪の主役ということになります。

高血糖は、最後は不治の病、糖尿病です。

不治の病である理由は、糖を分解するインスリンを分泌するすい臓に障害が出るため、細胞が死んだすい臓は再生できないからです。

慢性疾患で生涯死ぬまで付き合う病気が、糖尿病です。

もうお分かりですね?

運動不足、食の悪習慣、消化に悪い生活によってもたらされたメタボリックシンドロームは、「最後には、あなたの死が待っている」のです。

 

◆一度なった体質は戻せない、しかし希望の光りが!!

 

人間の細胞膜は数多くの膜状のタンパク質で構成されています。

これは遺伝子の役割と同じ、体内情報伝達に大きな役割を果たします。

これは脂肪細胞も同じです。

脂肪細胞もホルモンを分泌しています。

このホルモンは脂肪の燃焼、つまり糖と脂肪の代謝というエネルギーに変換する助けを行います。

それが、アディポネクチンで、それを受け取る容器に当たるものがアディポネクチン受容体です。

この作用を強めると、そもそもメタボリックシンドロームの体質を改善できるかもしれないのです。

そして、これを基に新薬の開発の情報が得られると期待されているんです。

なぜ理研がこれを解明できたか?といえば、それは、アディポネクチン受容体そのものが、試料調整が難しく、その構造がよくわからなかったのですが、膜タンパク質を大量調整する技術、人工的に結晶化する事に成功し、人口のアディポネクチン受容体生成のキッカケを得られたからです。

 

◆アディポネクチンは、まだその始まりに過ぎない!

 

 

人のための薬でも、タンパク質に作用する薬は、そのタンパク質の解明から開発が始まります。

つまり、タンパク質から得られた数多いデーターを基に、あるタンパク質を標的にできる作用が必要となるのです。

それには、特定の組織以外には作用しない条件が必要になります。

アディポネクチン受容体を人工的に作れるということは、代謝を促進するスイッチを作れるということになります。

これにより、アディポネクチンの情報を細胞内に伝えることが出来て、細胞内で糖と脂肪の燃焼が行われます。

よく「脂肪を燃やす」といわれますが、それは代謝作用の事を指します。

代謝によって、分解栄養素として体に取り込まれることになります。

問題は、それが脂肪として代謝作用するのではなく、消化器系の作用を助け、エネルギーに変換されやすく作用するということです。

そろそろ、難しい言葉ばかりで眠くなってきたようですね。

それでは結論は何なのか?ですよね。

 

◆アディポネクチン受容体の構造を知って、これから始まること

 

 

アディポネクチン アフター 新薬

最大の発見は、全く新しい構造を持つ膜タンパク質、アディポネクチン受容体の立体構造がわかったことで、人工的にそれに作用させる薬の開発が可能になるかもしれないということです。

その新薬は、「メタボリックシンドロームの進行を食い止め、生活習慣病予防に貢献する」全く新しい、そして待望のお薬が、未来に出来るかもしれないという画期的な出来事なんです。

 

◆またしてもデマが出回ってます!

 

 

 

ここでも、また誤解無きようにお願いしますが、肝心なのはアディポネクチンそのものではありません。

それを伝達するアディポネクチン受容体の再生と、生成を助けることです。

「アディポネクチンが増えれば、メタボは防げる!」とは、全くデタラメな話です。

「運動しなくても、OK!」これもデタラメです。

代謝とは、汗や運動した時のエネルギー消費だけではないからです。

身体を作り出す作用、エネルギーとして消費する作用、これらを総合して代謝と呼びます。

ですから、運動の代わりになるものは運動しか無いのです。

既に死滅した内蔵細胞を基に戻せるわけでもありません。

従って、飲み物食べ物で「元がとれる」ようなものは、現時点何もありません。

将来の糖尿病予防や、メタボリックシンドロームの傾向を抑えたり、その治療薬として、最初のキッカケが生まれたに過ぎないということです。

このことをちゃんと心得て、正しい食生活、適度な運動で生活習慣病予防を心がけましょう!!

 

 

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