ハロウィンの発祥を知ると意外な事が!-何か奇妙なハロウィンについて-


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本来は、ケルト人の地方風習、ハロウィンが何故か世界的なお祭りとなる様子は、よく考えると面白いものです。

クリスチャンでもないのにキリストの誕生を祝い、仏教徒でもないのに、死んだらお経を読まれる日本人は、発祥をよく知らずにお祭だけ輸入する変わった性格といえるかもしれません。

しかも日本の文化の中心は、神道で最近ではこっちもブームになっています。

しかも、何故怖い格好をするのでしょうか?

意味を知らずにやってる方も多いでしょう。

そして、この頃は、本来の子供の行事がいつの間にか大人のお祭りになってますね。

 

知ると恥ずかしい”ハッピーハロウィン”

 

Scarved jack-o-lanterns lit for halloween

Scarved jack-o-lanterns lit for halloween

ヨーロッパの中では、昔から生前、罪を犯したものは昇天することが出来ず、鬼火となってこの世をさまよい続けるウィル・オー・ウィスプと呼ばれる伝承があります。

これはヨーロッパを席巻したキリスト教の中の聖人、聖ペテロが、極悪人を裁いて地獄ではなく、永遠に苦しみを与え続ける煉獄へ送り込み、その時に悪魔が暗闇の明かりに炎えを差し出した、というのが発祥のようです。

鬼火はこの彷徨える魂が灯すランタンなんですね。

このウィル・オー・ウィスプが、ハロウィンのジャック・オー・ランタンの由来だと言われます。

これは、人々の戒めから来ているわけです。

全然”ハッピー”じゃないですよね?

日本にも、不知火伝説があるように、人魂(ひとだま)を信じている方もいます。

世界中で、死への恐れというのは共通のようです。

「悪魔からもらった燃え盛る石炭を、カブを繰り抜きランタンとした」、迷える魂の道案内のための明かりということです。

この話自体は、アメリカに移民した北欧の人が伝え、やがてアメリカで生産量の多かったカボチャを使用しているから、よく知られる姿になってますが、伝承の元になる北欧では、ルタバガという京都の聖護院大根によく似た、丸いカブが今でも使われます。

現在の日本のハロウィンは、要するにアメリカで流行したもので、如何にも商売上の都合で輸入されたイベントとして考えるのが正解でしょうね。

 

ケルト人とハロウィンの関係

 

そもそも、ハロウィン発祥といわれるケルト人文化は、多神教です。

八百万の神を祀る日本の神道に通じるような、自然崇拝の独特なものです。

ヨーロッパの文化を語る上で、非常に古い文化の一つで、その象徴的な古代ケルトの文様は、日本のアイヌ文化に通じるものがあるといわれます。

またケルト人は、イギリスを含めたヨーロッパのほぼ全土に広がり、青銅器時代、つまりは紀元前の民族です。古代の農業は今のような技術力はありませんから、自然任せで時には飢饉もあったに違いありません。

そこに自然崇拝に傾倒する根拠があると言っても良いでしょうね。

そのため、収穫が芳しくないのは、「悪霊のせいだ」として、お祓いの意味を込めて行われた行事も多かったのです。

しかし現在では、アメリカの商業的役割の影響で定着しているため、こうした発祥や由来は全く無関係になっています。

Close up a blue toned calendar page

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それと、ハロウィンが毎年10月31日に行われるのは、ケルト人の1年の終わりがその日だったからです。

この夜は死者が家族を訪ねてくると言われ、それがいつの間にか子供が仮装して、家々を訪ねるといったイベントになったわけですね。

またハロウィンとは、英語表記の”Hellow eve”がなまったものと言われており、ちょうどキリスト教一派のカトリックの聖人と殉教者の記念日が11月1日なので、ケルトの収穫祭と合わさって設定され、それもあってハロウィンが定着したようです。

要するに、ケルト人にとっての新年は、11月1日ですから、ここからやがて「ハッピーハロウィン」という形になったのでしょう。

しかし最も有名なのは、ディズニーランドのイベントかもしれません。

正に、言ってしまえばアメリカ式のビジネスモデルですね。

 

ハロウィンが色濃く残る国

 

本来、キリスト教と無関係の行事のため、アメリカでも一部の学校はこの行事を禁止しているそうです。

昔は、イギリスがその覇権として世界中に植民地を持っていましたから、世界中に広まった理由も、そうしたイギリスからやってきたキリスト教の布教が要因となっています。

ですから、ハロウィンをお祭りとするのは、今でも英語圏だけです。

一方で、本来のケルト人の国は現在のアイルランドですから、アイルランドではハロウィンは、休日として今でも残っています。

10月最後の月曜から一週間は、子供が喜ぶ学校が全て休校、ハロウィン休みと呼ばれているようです。

こちらは子どもたちにとって本当に「ハッピーハロウィン」ですよね。

 

トリック・オア・トリートの由来

 

Happy group witch children at Halloween party. Isolated.

Happy group witch children at Halloween party. Isolated.

これもまた、キリスト教の影響が色濃いもので、実際はケルト人の風習とは無関係と言われています。

例えば、「ケルト人の風習で、仮面を付けて家から家に訪問して回る、ソウリングと呼ばれる風習」と俗に呼ばれているこれも、実態は、キリスト教の11月1日の聖人の殉教者の日に合わせ、魂のケーキを貧しい人の家に訪問して分け与える中世の習慣からきているものです。

この習慣をソウリングと呼んでいました。

中でも子供にその施しをするために、後になって「トリック・オア・トリート!」という言葉が作られ、それだけが残ったわけです。

この魂のケーキは、ナツメグやシナモンなどのスパイスを使い、甘い干した果物などを十字架のようにトッピングしたものと言われます。

魂のケーキは、やがて物乞いに対する施しとなり、「魂!魂!魂のケーキ!良い奥さん、魂のケーキを私にください」と歌にまで残っています。

つまりキリスト教の慣習から発展し、やがて子供を使ってお菓子をねだらせることで、その地域、各家庭と交流を深めよう、関係を密にしようといった事から広まったようです。

 

こうしてみると、一口にハロウィンといっても、様々な文化が織り交ざって現代に、何故か形だけ継承された様子がよくわかります。

それでもイベント好きな方には、こうした話はパーティの話題に調度良いかもしれませんよ。

 

 

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